で、「毒」というと、安間史織さんの作品です。 当店でも特に人気のある作家の一人ですが、(ほとんど)全ての鉛筆画の作品が「ソフトな毒」を醸し出しています。 「毒」というのは(私が今まで知りあってきたり見てきた作家達のなかでも、1000人に一人位しか持っていない)一種の才能です。 上品で美しい作品なのに、オブラートに包まれたように、ふと感じる暗さや棘。 そういうあやうさが見る者を惹きつけ、記憶に残るのだと思います。 今回の安間さんの作品は、特に出来の良い作品だと思います。